順番次第でやりやすさが違う

リフォームをしようとする場合、順番に注意をしなければいけません。順番次第でリフォームのやりやすさが異なってくるためです。では、どのような順番で行っていけばよいのでしょうか。 まず、基本的には消耗が激しく、壊れているところから行います。浴室が壊れているのであれば、浴室から始めていきます。 しかし、大規模なリフォームであったり、家全体をリフォームするような場合は、まず、構造体から行っていくことが基本です。柱や壁の構造体部分、窓の設置、窓の撤去などを行います。間取りを変更する場合は、壁を撤去したり、壁を新しく設置したりするリフォームが先になってきます。新築の家を建てる場合と同じように、木工事が最も先になってくるのです。もちろん、増築をする場合は、基礎をつくることが最も先になります。基礎をつくり、その後、木工事を行います。 その後、水回りの設置になりますが、トイレ、キッチン、洗面室は、先に壁と床の内装工事を行います。トイレ、洗面室、キッチンの場合、設備機器の設置を先に行ってしまうと、壁や床の内装リフォームがとてもしにくくなるためです。とくにトイレなどは便器が邪魔になり、壁紙がはりにくいですし、床もはりにくいです。そのため、壁や床の内装リフォームを先に行います。浴室だけは構造体の後に行うのが一般的です。全く別室になりますし、壁紙をはったりすることがないためです。 内装を行う時も順序があります。床を張ってから、壁紙を張り替えていくのが一般的です。床の養生の方が壁の養生よりも、しやすいためです。ただし、職人さんの手順やスケジュールによって、これは異なってきます。同じ業者が行う場合は、壁を仕上げてから床を張っていくこともあります。 内装、水回り、構造体などがすべて終わった後、外壁、屋根などの外回りになります。外回りは最後に行った方が、やりやすいのです。 このように、リフォームは順番次第でやりやすさが異なってきます。


▲ページトップに戻る